ゆとり文〜ゆとり世代の書く感想文〜

哲学的なことや心理学的な事を考える事が好きです。色んな人と意見交換できたらなーと思ってます。

僕が考えるようになったわけ。

これから僕は、自分のが何を求めているかについて考えていきます。

最近まで考えることを否定していました。理由は簡単で、何かに対して没頭して考えることを辞めた時というのが1番楽だという考え方があったからです。
今この瞬間に没頭すればいい。やりたいことを探すよりも、今していることに没頭して今していることをするためだけの機械になることこそが至高の幸せだと思っていました。
しかし、社会に出て、会社に勤めて、日々の業務に明け暮れているとそれがとても難しくなってきます。そうなった時は無理矢理今していることをポジティブに受け止めるようにし、没頭した状態になるために工夫を凝らしていました。

しかし、それの反動はある時いきなり表れました。どんなにポジティブになろうとしても、どんなに考えを消そうとしても、ただ辛いだけになったのです。そして「自分は何がやりたいんだろう」「自分の生きたい生き方とはなんだろう」という問いが頭の中で鳴り響いて止みませんでした。

そんな中、嫌われる勇気という本でアドラー心理学に出会いました。この考え方は、僕がなんとなく感じていた違和感についてとても分かりやすい言葉に落とし込んでくれました。その中の全てを肯定はできないし、なによりまだ理解しきれていません。が、アドラーの考え方は僕に痛烈な衝撃を与えました。

それとともに、僕は考えることが好きだということに気づきました。自分の中にある概念を言葉にすることの楽しさを知りました。今までないがしろにしていた部分が、なによりも好きだということに気づいたのです。まさに天地がひっくりかえったような感覚です。

考えることをやめるために没頭することを目指した僕は、気付けば考えることに没頭するというまさかの結論に達しました。本末転倒です。
ただ、考え抜いて自分の哲学を深めて行きたい。自分の人生の中でその哲学を実践し、色々な思いを経験しながら自分なりの一つの結論について考えていきたい。今はその思いでいっぱいです。

というわけで、これから僕は、自分が何を求めているかについて考えていきます。